16年に渡り、無実を訴え続けている女性がいる。青木惠子受刑者、47歳。今、和歌山刑務所に無期懲役の刑で服役中だ。

1995年7月、大阪市東住吉区の民家のガレージで火災が発生。ガレージ横に位置する浴室で入浴中だった小学６年の少女が犠牲となった。ガレージには火の気がなく、玄関に鍵がかかっていたことから、警察は身内による放火と断定。母親、青木惠子と内縁の夫、朴龍晧を任意同行。厳しい取り調べの末二人は、娘にかけた生命保険金を詐取するために放火したと自白。しかし、その後の弁護団による実験で事件を取り巻く矛盾点が次々と挙がる。

無実を訴え続ける一人の女性とその家族。科学的に証明しようとする弁護団。
炎と灰の中に隠された事件の真相に長野キャスターが迫る。