Films

 

 

描きたい、が止まらない  

ドキュメンタリー映画 90分

 

映画のあらすじ

滋賀県に住む自閉症の古久保憲満さん(23歳)。7年前から取り組んできたのは、ボールペンと色鉛筆だけで描く縦1.6m、横10mの超細密画だ。今、精神疾患や障がいを抱える人たちなどが独自の発想で創り出す芸術、「アール・ブリュット=生の芸術」が熱い。〝評価される〟〝売れる〟といった価値ではなく、ただ〝描きたい〟という思いだけで作る純粋な芸術。その分野で世界も認めるのが古久保憲満さんだ。3歳から絵を描き始め、これまで400点の作品を描いてきた。

広汎性発達障がいと診断されたのは小学生のとき。父・満さんは「大勢のところへはまず行けない」。人とうまく接することができず、暴れがちだった憲満さんを変えたのは「絵」。小学校の美術の先生が才能に気づき、憲満さんにもっと描くよう勧めると、水を得た魚のようにのめり込んだ。

10mの大作のテーマはインターネットやテレビで見たものと想像を組み合わせた「オリジナルの街」。街には鉄道、車、高速道路、空港、駅、ホテル、観覧車、軍隊、家電製品、食料など、あらゆるものが登場する。中でもこだわっているのが北朝鮮。「国際社会で孤立する北朝鮮は、障がいを抱え、友達付き合いがない自分と似ている」(憲満さん)からだ。言葉ではうまく説明できない自分の思いを、絵に込める。

憲満さんの作品が、世界6万点のアール・ブリュット作品を収蔵するスイスの美術館に展示されることになった。ところが、公開当日憲満さんがとんでもないことを言い出す。展示済みの絵を「直したい」と言うのだ。それは絵の片隅の、どんな人も気にしない小さな小さな箇所。まさに

描きたい、が止まらない!

今、憲満さんは新しい挑戦を始めている。現実の世界でこれからどう生きていけばいいか? 自立するために、自動車の運転免許取得に挑戦。何事にも前向きに挑んでいく健気な姿に2年半にわたって密着した。

 

推薦の言葉
☆森達也(映画監督・作家)

あなたはまず絵に圧倒される。そして考える。でも目はスクリーンから外せない。それほどに被写体が魅力的だ。

☆有森裕子(元マラソン選手)

彼の止まらない言葉と、思いをぶつけるが如く動き描き続ける絵にただただ引き込まれていた。

 

        

 

古久保憲満(こくぼのりみつ) バイオグラフィー

1995年 滋賀県東近江市生まれ。3歳のころから絵を描き始める。小学校1年の終わりに発達障がい(高機能自閉症)と診断される。2007年 体験入学をきっかけに滋賀県立八日市養護学校中等部に入学。模造紙、カレンダーの裏に絵を描くが、紙が足りないとセロハンテープで継ぎ足していた。2010年 高等部進学。美術の馬場(ばんば)功先生に、大きい紙に描くことを勧められ、縦1.6m×横10mのロール紙と格闘し始める。刑務所、宇宙など気になることはインターネットで徹底的に調べた。

2014年 スイスの美術館「アール・ブリュット・コレクション」のサラ・ロンバルディ館長が来日。滋賀県で憲満に会い絵の寄贈を求める。翌年同美術館に招待され、5点を寄贈した。2016年5月10mの絵「3つのパノラマパーク」が完成。

主な受賞歴
2010年 「かんでんコラボアート21」最優秀賞
2011年 「第17回全国公募展2011」服部正賞
2012年 「第21回全日本アートサロン絵画大賞展」自由表現部門優秀賞

主な展覧会
2011年 「ポコラート全国公募展2011」アーツ千代田3331(東京)
2012年 ヨーロッパ巡回展「Art Brut from Japan」ドルハウス美術館(オランダ)
2015年 「Architectures Collection」アール・ブリュット・コレクション(スイス)
2018年 企画展「古久保憲満の世界」(滋賀県八日市市)

 

映画「描きたい、が止まらない」にかける思い 

監督:近藤剛

初めて聞いた「アール・ブリュット」という言葉。調べていくうちにひとりの作家を掘り下げていきたくなった。2015年秋、社会福祉法人から紹介されたのが滋賀県東近江市に住む古久保憲満さんだった。自閉症で、対人関係が苦手な彼が唯一心を落ちつけられる場所が、紙の上。「自閉症の人は話しが苦手」というイメージだったが、初めて会う憲満さんは饒舌だった。

憲満さんがスイスの老舗の美術館から招待され、初めての海外に私が同行することになった。彼の最大の関心事は、自分が一体どこのホテルに泊まるのかということ。何度も「ところでスイスで泊まるホテルのことなんですけど…」と、会話をさえぎる。一つのことが気になると、それにずっとこだわり続けてしまうのだ。海外からも評価された23歳の憲満さん。いちばん気がかりなのは、いずれ親が亡くなったとき、果たして独りで生活できるのか? この映画は、障がい者アートがテーマではない。ひとりの青年が感情の揺れや困難に立ち向かいながら、勇気を出して新たな一歩を踏み出す、その過程を丹念に描きたかった。映画を観終わったあと、観た人が古久保憲満さんに興味を抱き、健常と障がいの間に横たわる垣根が少しでも取り払われてくれればと願っている。

 

映画「描きたい、が止まらない」 これからの上映予定

地域 劇 場 名(THEATER) 電話 公開日程
滋賀 東近江市八日市文化芸術会館
(特別先行上映会)
0748-23-6862 2019/1/20
東京 ポレポレ東中野 03-3371-0088 2019/1/26〜2/8
東京 シネマ・チュプキ・タバタ 03-6240-8480 2019/2/16〜2/28
大阪 第七藝術劇場 06-6302-2073 2019/3/2〜3/8
京都 京都シネマ 075-353-4723 2019/3/2〜3/8
愛知 名古屋シネマテーク

【あいちアール・ブリュットパートナーシップ事業】

052-733-3959 2019/3/23〜3/29
神奈川 横浜シネマリン 045-341-3180 2019/3/30〜4/12
東京 アップリンク吉祥寺 0422-66-5042 2019/4/5~4/12
東京 シネマ・チュプキ・タバタ 03-6240-8480 2019/4/26,27,29,30
宮城 チネ・ラヴィータ 022-299-5555 2019/5/10~5/23
兵庫 神戸アートビレッジセンター 078-512-5500 2019/5/12,17,18,20~23
神奈川 シネマアミーゴ 046-873-5643 2019/5/13~6/1
宮城 フォーラム仙台 022-728-7866 2019/6/21~27

 

 

自主上映のご依頼にも応じます

「描きたい、が止まらない」を見たいのに近くで上映していない、という方、ご相談ください。公民館、カフェ、福祉施設など、みんなが集まればどんなところでも上映できます。

上映は簡単です。設備に合わせてブルーレイやDVDをお貸ししますので、基本的にはみなさんでやってください。サポートはします。どうしても自分でできない、という方はご相談ください。

 

◾️映画貸出料金

入場客席数
50名まで     ¥50,000
100名まで   ¥80,000
200名以上    要相談
(1日数回上映の場合は合計入場者数で計算します)

※ 配送の料金(発送・返送とも)はご負担ください。
※ チラシが必要な場合はデータをお渡ししますので、主催者側で作ってください。
※ ポスターの用意もあります。(買取)

 

◾️上映フォーマット

ブルーレイ(BD)/DVD

※プレーヤーの貸し出しも可能です。(有料)
※目の不自由な方、耳の不自由な方のためのバリアフリー上映もできます。料金は同じです。ご相談ください。

 

◾️問い合わせ先

映画「描きたい、が止まらない」上映委員会までお願いします。

〒107-0052
東京都港区赤坂2-15-16 赤坂ふく源ビル3F
パオネットワーク 「描きたい、が止まらない」上映委員会  係

電話:03-5545-7731      FAX:03-5545-7732
メール:pao_movie_2018@paonetwork.co.jp

 

☆facebook       https://ja-jp.facebook.com/kakitoma2018/
☆twitter            https://twitter.com/kakitoma2018
☆instagram      https://www.instagram.com/kakitoma2018/

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。