過去の作品

プラネットベービーズ 「ケニア〜たくましく生きる力を〜」

『プラネット べービーズ』は、世界中を巡り、毎回ひとつの国のある家族のありのままの子育てをつぶさに取材。子育てを通じて、各国の多様な家族文化や風土を描き出すドキュメンタリー。

今回の舞台はケニア。ビクトリア湖の湖畔にある漁村、ニャモワレ村で漁師をする一家の子育てを見つめます。
モーゼス・オティエノさん一家は両親と三男二女の7人家族。
子供たちは母、トゥフェさんの指令の元、炊事、洗濯、水くみ、下の子の世話と忙しく動き回っています。
まだ3歳のクリスティンもおぼつかない足取りで薪拾い。
水道もガスもなく、何をするにも人の手がかかる厳しい生活環境。子供たちも幼い時からそれを自覚しているのです。だからここでは、親の言うことは絶対。口答えなどあり得ません。
父、モーゼスさんは息子を漁に連れ出しました。6歳のジョタム、船に乗るのは初めての体験。しかし、モーゼスさん、手加減することなく「水をかき出せ、網を引け、さぼるんじゃない!」と命令をとばし続けます。揺れて足場の悪い船の中、必死で頑張ったジョタム、ついには吐いて寝込むことに・・・。

ディレクター:後藤和子  プロデューサー:松本裕子  AD:土田紗佑里