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ハイビジョン特集 「こうして村人は戦場へ行った  〜滋賀県旧大郷村 徴兵記録〜」

戦争中、日本の男たちはどのように動員され戦場へと向かっていったのか。
残された村人たちはどのように戦時体制に組み込まれていったのか。
それらを明らかにする貴重な資料が残されていました。

滋賀県長浜市、旧大郷村。
今年103歳になる西邑仁平さんが、軍部の焼却命令に背き、戦後63年にわたり自宅に保存していたものです。
西邑さんは戦争中、昭和5年から15年にわたり役場で兵事係りをしていました。徴兵検査や召集令状、いわゆる赤紙の配達、兵士の引率、遺族への死亡告知など、戦争に深くかかわる仕事をしてきました。
資料に残された記録からは村の人々が戦争に翻弄されていく様子がうかがえます。

資料と旧大郷村の人々の証言で、日本のどこにでもある一つの村がどのように戦争と向き合ったかを明らかにします。

ディレクター:後藤和子  AD:柴崎太久郎  /  プロデューサー:藤枝融