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Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラム 『「ずっと孤立無援だった」 海の砂漠化“磯焼け“に立ち向かう海士の20年の闘い』

映像視聴リンク:https://creators.yahoo.co.jp/kondotakeshi/0200270764

古くから漁業が盛んな佐賀県唐津市。好漁場と言われる玄界灘の沿岸では、幻とも言われる赤ウニが採れ、東京の高級料理店などでは高値で取引される人気商品になっている。その赤ウニで生計を立てる海士(あま) 袈裟丸(けさまる)彰蔵さん(44)は20年前、海である光景を見た。それは海藻がなくなり、岩肌が白くなる「磯焼け」という現象だった。生き物の姿が見えないその海にいたのが、ガンガゼウニと呼ばれる南方系のウニ。いわゆる外敵だった。ウニは元々海藻を主食とするが、ガンガゼウニの食欲は極めて旺盛で、すんでいる海域の海藻を食べ尽くしてしまうほどだ。地元の海のあちこちで磯焼けが広がるのを目の当たりにし、危機感を抱いた袈裟丸さんは、藻場の回復に努めてきた。藻場は、森林の「グリーンカーボン」に次ぐ二酸化炭素(CO2)削減の切り札として期待が大きい。地球温暖化が加速し、自然環境が目まぐるしく変化する中、袈裟丸さんがひとりで取り組む環境保全とはどういうものか?そのブレない行動の原動力は何か。

企画・取材・撮影・編集 近藤剛

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