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飛び出せ!定年 第8回 「〜人助けを仕事にしたい〜」

第二の人生を自分の生まれ故郷で「人々の役に立ちたい」と考える人が増えています。

“神奈川県警の鬼”と言われた大島龍穏さん(俗名・謙一さん)。人間の修羅場を見てきた男が選んだ定年後の仕事は“和尚さん”「人々の心の平穏に役立ちたい」と3年間の修行を経て、晴れて僧侶となりました。しかし、お寺もなく、檀家も持たない龍穏さんのこのスタートは甘いものではありませんでした。妻の玲子さんにとっては思いもよらない夫の転身。玲子さんは、そんな夫を仏心で支えてきたのです。

東京でサラリーマン生活を終え、生まれ故郷の鹿児島で介護タクシーを始めた切原勉さん。「身体の不自由な人の足となりたい」と始めたこの仕事ですが、まだまだ認知度はありません。新しい土地での新しいこの仕事。地域に根ざしたものになるように、勉さんは努力を惜しみません。妻の小夜子さんも地域コミュニティーの場として事務所に併設された喫茶スペースで働き、地域交流に努めます。

人助けの道は決して楽なものではありません。それでもあえてその道に飛び込んだ二組の夫婦のその心とは。作家の吉永みち子氏が訪れます。

ディレクター:後藤 和子 / AD:柴崎 太久郎 / プロデューサー: 藤枝 融