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生誕100年 映画監督 山中貞雄 「チト サビシイ 〜残された3本に輝く天才〜」

今年、山中貞雄生誕100年を迎え、日本全国で山中を偲ぶ映画祭が催されている。  NHK BS-2でも11月9日から3日連続で山中の現存する3本の映画「丹下左膳・百万両の壺」「河内山宗俊」「人情紙風船」を放送する。

山中貞雄は若干28歳の若さで戦死し26作の監督作を残したが、完成品として残っている映画がわずか3本。 今秋、これまで未発見の映画の断片が公開され、多くの映画ファンが山中の魅力を再確認した。

たった3本の映画しかなく、死後70年以上もたつにもかかわらず、多くのファンの胸を打ち続ける山中の魅力とは何なのか?

番組では3本の映画素材を使いながら、山中の映画技法、映像の行間を読ませる省略のすごさ、人間洞察の深さなど、現役に3人の監督たちが(新藤兼人・山本晋也・青山真治)、山中貞雄の魅力を語りつくす。

また、最近、発見され話題になった、映画「鼠小僧次郎吉」の断片映像をテレビで初公開。  山本晋也監督による山中貞雄、幻のデビュー作「抱寝の長脇差」のオマージュ映画もご披露します。

「丹下左膳余話百萬両の壺」「河内山宗俊」「人情紙風船」は、それぞれ  11月9日から3日連続で、

NHKBS2にて 13:00〜 放送します。

ディレクター:後藤和子  プロデューサー:山根幸太郎  AD:藁科直靖