東北の大震災は改めて家族の絆の大切さを気づかせてくれた。

視聴率100％男といわれた萩本欽一（70歳）も、家族をことのほか大切にしてきた一人。しかしその家族ができるまでには、紆余曲折、感動の物語があった。欽ちゃんは駆け出し時代に踊り子のお姐（ねえ）さんに面倒を見てもらった。でも、結婚したいと思うといつの間にか姿をくらましてしまう。欽ちゃんはその度に捜し続けた。
有名になってからもひたすら貫いた欽ちゃんの〝恩人への愛〟。本当は一緒になりたいのに、彼のためにと身を引いた妻澄子さん（72歳）の〝切ない女心〟。

この二つをテーマに、青春時代の１３年間を萩本の自伝を基にドラマ化。涙なしには語れない純真無垢な愛の形を、ドキュメンタリードラマ形式で描く。