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第15回 ザ・スクープ スペシャル「ママは犯人じゃない 〜火災実験が語る ”放火殺人”の真相〜」

大阪拘置所から番組に送られてきた1通の手紙。
「私は保険金欲しさに愛するわが子を殺すような母親ではありません。私は無実です!」

1995年7月、大阪市東住吉区で小学6年の少女が焼死するという火災が発生した。出火元が火の気がないガレージで、玄関に鍵がかかっていたことから、身内による放火とにらんだ警察は、母親の青木惠子被告と内縁の夫を任意同行。犯行に結びつく物証や目撃証言は皆無だったが、「娘にかけた生命保険金を詐取するための放火殺人」だったと自白させ、2人を逮捕・起訴する。公判で2人は「自白調書は誘導」だとして一転、犯行を否認し、無罪を主張するが、捜査段階での自白が決め手となり、一審・二審とも無期懲役の有罪判決が言い渡される。

弁護団は現在、最高裁に上告中だが、はたして青木さんは
「愛する娘を火事で失った悲劇の母親」なのか
「保険金欲しさに我が子を焼殺した鬼母」なのか?

現場家屋を再現し自白通り火災実験を行った結果、「犯行」の存在そのものを否定する科学的データと、事件の真相を示唆する「驚くべき仮説」が浮上。番組ではその新たな真相を探ります。

ディレクター:稲垣 綾子