試写会の反響 (著名人の感想より)
荒木経惟(写真家)
あの少年の写真はAが写したような気がする。
ともかく、ダンサー金星(ジン・シン)に発熱してしまった。
金星を写しにAは北京へ、天安門へ行く。
THE ME (女優・ミュージシャン)
とにかく気持ちが良いのです。
あたたかくて、気持ちがよいのです。
この「無持ちがいい・・・」はどこから来るのだろう?。
私がたった一度だけだけど、
北京に行ったことがあるから?
私が出したたったひとつの答えがある。
誰でも本当は気づいていることがある。
だけど誰も気づいていないふりをする。
思いやりは「言葉」を越える。
コミュニケーションであるということ。

和多利浩一 (ワタリウム美術館キュレイター)
中国の作家たちに会うと、うらやましいと思うことがある。
それはいつも敵を感じながら闘っているという闘争心と
緊張感に溢れているいるからだろう。
日本にいると何が敵か、何を闘いの相手としているのか、
あるいは闘うべきものがいるのかどうかすらも不分明になる。
私たちは[日本の]新しい価値体系について、
もっと真剣に考えなければならない。
小倉(マーガレット)東 (ドラッグ・クイーン&「ファビュラス!」編集長)
この映画を見たら、きっと誰もが金星(ジン・シン)に恋をする。
それも「体がばらばらになってしまう」ような恋を。

筑紫哲也 (ジャーナリスト)
もう孤独じやない、孤独とふたりきりだから・・・・、
というジョルジュ・ムスタキの反語的な歌があった。
この映画の主人公、北京にやって来た旅人(椎名桔平)も孤独と道連れである。
旅人が出会う、天安門事件で青春の挫折を味わったと
覚しき人たちもまた孤独である。
本来、関係が成り立ち得ない、心の通いようのない彼らだが
「互いにわからない言語で語り合う」
という旅人の奇抜な”提案”によって、かえって距離が縮まる。
孤独であることをどんなに告白しあっても、
相手には通じないことから来る[自由]と[安らぎ]を、其れは保証するからだ。
それは、その先に進展が期待できるような関係ではない。
にもかかわらず、暗い人間疎外の物語りかと言えば、そうではない。
むしろ孤独を確認しあった上での突きぬけた爽快感がある。
入念な作りと存在感のある出演者が揃い、
明暗の類型を越えた世界に観る者を誘い込んでくれる。
味わい深い映画が誕生した。
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しまおまほ (漫画家/学生)
みんな何かに発熱している。
それぞれが自分の熱を持っていて、
それをマグマのようにグツグツと心にためている人もいれば、
どんどんエネルギーにしている人もいるのです。
この映画は、いろんな人が発熱して、発熱しすぎて、
こちらに熱がムンムン伝わってきます。